ラベル 感想 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル 感想 の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2008/10/07

[本] The Last Lecture by Randy Pausch with Jeffrey Zaslow


Carnegie Mellon University の Prof. Randy Pausch の
The Last Lecture の書籍版

遅ればせながらYouTube版をみたんだけど,
(英語が早口で)残念ながらすべてを理解できなかったので...

The Last Lecture とは,その名のとおり最後の授業.
普通は,退官される先生による最終講義,といったところですかね.
ただ,Prof. Pausch はこのときすでに末期の肝臓癌を患っていて,
健康に過ごせるのは数ヶ月から半年と宣告されていていた.

ユーモアをまじえつつ,オーディエンスを飽きさせずに
伝えたいことが伝わってくる講義そのものの質も非常に高く,
さらに,このときの Prof. Pauschのおかれた状況をかんがみれば,
これは驚嘆とさえ言えるのでは.
本の中では,講義の中で触れられてなかったことについても述べられてます.

この講義は2007年の9月に行われて,
Prof. Pausch はその後2008年の7月の亡くなっています.


教員になる気なんてまったくなかったけど,
教員という職業も悪くないな,と思えるような講義でした.



http://download.srv.cs.cmu.edu/‾pausch/
http://www.taudiobook.com/closed_caption/randy_pausch_full/


2008/10/05

[DVD] 蟲師


蟲師は,原作の漫画がわりと好きだったので,映画もDVDで借りてみた.

個人的には,化野(あだしの)も出てきて欲しかったのだけど 笑

映画は,原作を読んでないと,というか,
世界観をある程度理解していないとよくわからずに終わる可能性高いです.

原作の主題が4つ(?)混ざっている感じだったけど,これは多かった気がする.
もうちょっとテーマを減らしても,世界観の説明をしてくれたほうが親切だったかと.
特に,ラストは個人的にものすごく納得いきません 笑


とはいえ,原作が好きな人は面白いと思います.


2008/07/06

[本] スーパーコンピューターを20万円で創る


天文学者たちによる,
天文計算専用のスーパーコンピューター,GRAPEのお話.

"作る”じゃなくて”創る”.
確かに,特定用途用の計算機を作ってしまえ,と言う発想は,
当時としてはユニークだったんだろうなぁ,と.
今では,分細胞内の化学反応機構のシミュレーションなんかを
FPGA上でやったりしてる人もいます.
僕は,ロボットのコントローラをFPGA上に実装してます. いぇい.


最初から完成形を目指す(half empty)よりも,
ある程度でもとりあえずやってみる(half full)の発想のほうが,
先に進みやすい,と言うことらしいです.
”完全主義にこだわるのとやめると,新しい道が見えてくる”
肝に銘じておきます.


2007/08/17

[本] フラット革命 佐々木俊尚


フラット革命 amazon

Thomas L. Friedman の The World is FLAT の日本版という感じですか.
(こちらは,調子乗って原書を買ったせいで,まだ全部読めてない...)

この本なんかで言われている”フラット”化の先に何があるかは
個人的にはいろいろ興味があるところだし,
"もう後戻りは出来ない”
ところまで来ていると思う.

”公共性を誰が保証するのか”
という問題に関しては,
個人的には,個人一人ひとりを含めた,いわゆる”こちら側”
の何か,かなぁと思う.
よくわかんないけど.


あと,気になったのは,
”人間関係の相対性理論”
というフレーズ.
SNSなどによって,
たとえばある人の小学生時代の同級生と,会社の上司が知り合うような機会,
すなわち人間関係が時間や空間を越えて構築される可能性,
のことを言っているようなんだけど,
そもそも(一般)相対性理論て,
時間や空間を越えてあるものと別なものがリンクするとかいうような
理論だったか? wikipedia
ここだけは,なんだかとってもしっくりこないです.


2007/05/25

[本] ロボット (チャペック)


amazon

"ロボット"という言葉が初めて使われた戯曲。
本屋でたまたま見つけてので。


一番印象的だったのは、この戯曲の中のロボットは、
"生体"であったということ。
いや、話の筋なんかは、発表された当初は衝撃的だったのだろうけど、
ターミネータやらでわりとお馴染みなかんじだったので 笑

労働をさせるためにあえて感情を持たない不完全な人間を作り出して、
それを"ロボット"と名づけたわけなのだけど、
いつから、いわゆる現在一般的に言われているような、
機械的な"ロボット"になったんだろう。。
ここら辺は、また機会があるときにでも。
(アシモフあたりの小説から?)


最後にものすごい個人的な感想。
戯曲ってなんだか読みにくい。。 笑


2007/04/04

[本] 平常心 サッカーの審判という仕事 上川徹


本屋をふらふらしてたら目に入って衝動買い 笑
アマゾン

上川さんは,2006年のドイツワールドカップの3位決定戦で主審をやってた人.

多少時系列が入り組んでて分かりにくいところもあったけど,面白かった.
この本を読んで感じたのは,
レフリーも人間なんだな,ということ.
そして,サッカーが好きなんだな,ということ.
他にもいろいろ,レフリーの難しさ,とか改めて感じた.


サッカーが好きな人には是非とも読んでもらいたいです.



2005/11/14

[映画]INNOCENCE


INNOCENCEを、DVDで借りてみた。

結論から言うと、よくわかんなかった。

この映画の世界観をつかんでる間に終わってしまった感じ。
映画本編の前の、イントロは非常に助かったけど、
“攻殻機動隊”としての流れみたいなのはやっぱりつかみきれなかった。。。


きっと、前作とかいろいろ見て理解できるようになれば、
それなりに楽しめる映画なんだろうけど。


2005/09/01

[映画] es


esをDVDで借りて見た。
前からちょっと気になってたので。
いや、なかなか考えさせられる映画です。
怖いし。

テレビのワイドショーなんかではよく、事件を起こした犯人に対して、
”考えられない”というような感じで報道してるけど、
報道している人たちは、
”自分がそれらの事件を引き起こしたかもしれない可能性”
ていうものを考えたことはないのだろうか。

この映画では、ある人間のおかれている状況が変わると、
その人間は今までいた状況では考えられないような行動を起こす。
つまり、人間というのはその置かれている状況によって、
行動や、思想まで変わってしまう可能性を持っているわけだ。
そう思うと、やっぱりちょっと怖くなる。

個人的には、囚人役の主人公が恐怖で落ちていく過程を
もっと描いてほしかったかな、とか思うけど、
そこまでやったら見る人いなくなるかなぁ。