2014/02/10

PCLの PCD フォーマットにおけるbinary_compressed

Point Cloud Library (PCL)のデータフォーマットであるPCDでは,各ポイントのデータをアスキー文字列で保存する形式 (ascii) と,バイナリで保存する形式 (binary) があって,これはドキュメントに載っているのだけれども,実はもう一つ,バイナリを圧縮した binary_compressed というのがある.でも,これは(なぜか)ドキュメントには載ってない,のでここでちょっとメモ.

PCL から binary_compressed なデータを書き出すのは pcl::PCDWriter::writeBinaryCompressed 関数を使う.ソースコードは この辺

ここでポイントは,

  • データ部分の最初の4バイトは unsigned int の圧縮後のデータサイズ
  • 次の4バイトは unsigned int の圧縮前のデータサイズ
  • 次は LZF 圧縮されたバイナリデータ.ただし,データはポイントごとに並べたのではなくて,フィールドごとに並べたもの.(例えば,XYZXYZXYZ...ではなくて,XXX...YYY...ZZZのように)

LZF 圧縮に関しては,ハッシュテーブルあたりで微妙にオリジナルと違うのだけれども,この辺がどう影響するかは未確認..

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