2009/07/24
DoCoMo プレゼンツ 力触覚メディア
Wireless Japan 2009 で NTT DoCoMo が力触覚メディアの発表があったようで.
docomoのサイト
RBBToday
Gigazine
IT media
力触覚の伝達というのは,音声(聴覚),映像(視覚)に続いて,
触覚に関する情報も伝達しようというもので,
ハプティクスという分野で研究されているもの.
研究自体はかなり昔から行われているのだけど,
実用化はまだ実現されてなくて,
それでも今回の様にぼちぼち形になり始めている,といったところかな.
個人的に重要だと思うポイントは,
ここは賛否が分かれるかもしれないが,
力触覚伝達という観点から言うと,
力覚と触覚は違うというのが個人的な意見.
(力覚とは,物体のやわらかい,硬い,といった感触で,
触覚は表面のつるつるとかざらざらといった感触を意味するとする)
というのは,それぞれの感覚を表現するためのデバイスは,
違うものでないとうまく表現されないから.
例えば,今回ドコモの装置では触覚を表現するのは不可能だし,
物体表面の触感を表現するためのデバイスでは(おそらく)力覚は表現できない.
もちろん,将来的には二つの機能が統合されるだろうけど,
現状では難易度が非常に高い.
また,ドコモは当然無線通信のアプリケーションとしてのアプローチをしているわけだけど,
とりあえずまず通信がより安定な有線での実用化が当然先に来る.
そういう意味では,ITmedia の記事の"2,3年以内に完成するレベルではない"
という記述は正確.
とはいえ,この技術はいずれ実用化されると思うし,
そのときはきっといろいろ面白いことがおこると思う.
後,やっぱり実用化するときには,
"マスタ・スレーブ"て表現は変えたほうがいいような..
"主人と奴隷"ですよ,だって..
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時事
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